人口

人口とは、ある国や地域に住んでいる人の総数である。

世界の人口

世界の人口は2012年現在で70億人程度である(国連などの推計による)。現在、世界人口は急激に増加しており、今後もさらなる増加が予想されている。

どの国もしっかりとした戸籍を保持しているというわけでもないので、世界人口の厳密な値を求めるのは困難である。将来の推測となるとなおさらで、国連は数パターンの推測を提示している[1]。現在の変化率のまま人口が増えていったとして単純に計算すると、2100年には270億人となる。ただ、人口増加は今後ゆるやかなものになっていくという考えが大勢で、中位予測では2100年に100億人、高位予測では160億人、低位予測では2050年をピークに減り始めて60億人、という予想がなされている。

各予測で用いられた条件は以下のとおりである。

世界の人口ランキング

世界で最も人口の多い国は中国である。次いでインドが続く。中国の人口増加は緩まる傾向にある一方で、インドは今なお激しい人口増加が続いているので、いずれはインドがトップになるのではないかと推測されている。

表1 国別人口ランキング(上位20国)[2]
順位国名人口
1中華人民共和国13億4893万人
2インド12億2461万人
3アメリカ合衆国3億1455万人
4インドネシア2億3987万人
5ブラジル1億9494万人
6パキスタン1億7359万人
7ナイジェリア1億5842万人
8バングラデシュ1億4869万人
9ロシア1億4295万人
10日本1億2653万人
11メキシコ1億1342万人
12フィリピン9326万人
13ベトナム8784万人
14エチオピア8295万人
15ドイツ8230万人
16エジプト8112万人
17イラン7397万人
18トルコ7275万人
19タイ6912万人
20コンゴ民主共和国6596万人
属領を含む。千の位以下は切り捨て。

日本の人口

現在の日本の人口は1億3000万人弱である。戦後からいまに至るまで人口はずっと増加傾向にあったが(ひのえうまの年を除く)、現在をピークにこれからは減少に転じると予想されている。

日本の人口ランキング

日本の都道府県の人口ランキングを以下に示す。首位は東京都、最下位は鳥取県である。最近、神奈川県と大阪府の順位が入れ替わり、神奈川県が2位となった。

表2 都道府県別人口ランキング(平成22年国勢調査[3]による)
 順位   都道府県名    人口[人]  
1 東京都 13159388
2 神奈川県 9048331
3 大阪府 8865245
4 愛知県 7410719
5 埼玉県 7194556
6 千葉県 6216289
7 兵庫県 5588133
8 北海道 5506419
9 福岡県 5071968
10 静岡県 3765007
11 茨城県 2969770
12 広島県 2860750
13 京都府 2636092
14 新潟県 2374450
15 宮城県 2348165
16 長野県 2152449
17 岐阜県 2080773
18 福島県 2029064
19 群馬県 2008068
20 栃木県 2007683
21 岡山県 1945276
22 三重県 1854724
23 熊本県 1817426
24 鹿児島県 1706242
25 山口県 1451338
26 愛媛県 1431493
27 長崎県 1426779
28 滋賀県 1410777
29 奈良県 1400728
30 沖縄県 1392818
31 青森県 1373339
32 岩手県 1330147
33 大分県 1196529
34 石川県 1169788
35 山形県 1168924
36 宮崎県 1135233
37 富山県 1093247
38 秋田県 1085997
39 和歌山県 1002198
40 香川県 995842
41 山梨県 863075
42 佐賀県 849788
43 福井県 806314
44 徳島県 785491
45 高知県 764456
46 島根県 717397
47 鳥取県 588667

参考

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