利尻島の玄関口である鴛泊港の北側に位置する岩山の岬。標高は93メートルで、頂上まで歩いて上ることができるようになっている。
港近くの民家や旅館が並ぶ一帯に、ペシ岬への上り口がある。
岬の頂上へと向かって、上り坂が続いている。最初は、緩やかな坂が続く。
少し歩くと、山の中腹に作られた広場に到着。ベンチが置かれている。この広場のある場所は、遠い昔、先住民によって見張り台(アイヌ語でチャシと呼ばれる)として使われていたそうだ。
岬の頂上へ向かってさらに先へ。広場から先は上り坂が険しくなり、ところどころ柵に頼ってよじ登らないといけないようなところもある。
数分で、頂上の「ペシ岬展望台」に到着。展望台には利尻島の地図と方角が記された石板と、一等三角点の標石がある。何かと間違えられているのか、標石の上には賽銭がたくさん置かれている。
また、石板には、利尻島での風の呼び方が記されている。風向きによって名前が異なるらしく、例えば、北風は「アイ」、南風は「クダリ」と呼ぶそうだ。
360度の眺め。北方には海が広がっている。
南から東へかけては鴛泊港。天気が悪く写真に映っていないが、晴天であればその奥に利尻富士も望める。
西の方角を見ると、利尻富士町の中心集落。
また、東の方、少し下ったところに「鴛泊灯台」がある。鴛泊港を行き来する船舶の目印となっている。
鴛泊フェリーターミナル(宗谷バス・鴛泊フェリーターミナル停留所)から、入口まで徒歩10分。