上津屋橋は木津川にかかる木橋。シンプルな木橋は現代らしからぬ風体で、時代劇の撮影に頻繁に使用されている。
欄干はないため、渡るときには注意が必要だ。自転車やバイクは降りて通行するように注意喚起がなされている。自動車は通ることができない。
この橋の大きな特徴は、川が増水すると橋桁と橋板が流されてしまうことだ。そうすることによって、川の強い流れをかわし、橋全体が崩壊してしまうのを防いでいる。
橋桁は橋脚とワイヤーロープでつながっているので、流されたとしても流失まですることはなく、水が引いた後にワイヤロープを引き寄せて元に戻せるようになっている。
橋はもっぱら木でできているものの、近年頻発する豪雨に耐えるため、コンクリートでの補強がなされている。
京阪本線・石清水八幡宮駅から、京阪バスの73、73A、73C、75C、76、76B系統のいずれかに乗車し、上津屋流れ橋停留所で下車、徒歩10分。