阿蘇山を構成する烏帽子岳と杵島岳のあいだに位置する草原。およそ2万7千年前の噴火活動によって形成された火口の跡に形成された、直径およそ1キロメートルの広大な草原だ。
草原には二つの大きな池がある。一つは前述の火口の底に雨水が溜まったもので、もう一つはその火口の内側にさらにできた二重火口が元となっている。内側の噴火時にはその場所にもともとあった溶岩ドームが吹き飛ばされ、その残骸が二つの池の間にある駒立山と呼ばれる丘として残っている。
草原の中は自由に歩くことができる。牛馬が放牧されていることもあり、牧歌的な風景が広がっている。乗馬体験コーナーも設けられている。
草千里ヶ浜から道路を挟んで反対側には、駐車場、土産物店や飲食店、それに阿蘇火山博物館がある。
JR豊肥本線・阿蘇駅から、産交バスの阿蘇山上ターミナル行きに乗車し、草千里阿蘇火山博物館前で下車すぐ。