弟子屈町にある活火山のアトサヌプリ。現在、落石事故により登山はできないが、その山麓では火山ガスの噴出する噴気群を間近で見ることができる。
岩肌のあちらこちらから、白い噴気が絶えずふきあがっている。噴気孔の周囲の岩には、硫黄がこびりついて黄色くなっている。
これだけ多量のガスが噴出しているので、当然のことながら、付近一帯には強烈な硫黄臭が充満している。
また、温泉が噴き出しているところもそこかしこにある。水温は見るからに高く、触れるとやけどしてしまうことだろう。
駐車場の脇には「硫黄山レストハウス」があり、温泉玉子が名物として売られていたりする。この建物には地下室があり、噴火時の緊急避難所の役割も担っている。
JR釧網線・川湯温泉駅から徒歩20分。または、川湯温泉駅より屈斜路バス(季節運行)に約5分乗車し、硫黄山停留所で下車すぐ。