国道339号線。青森県弘前市を起点に津軽半島を縦断する国道だが、半島の先端にある竜飛崎付近の400mほどの区間が階段となっている。国道が階段となっているのは、全国でここだけだ。
竜飛崎付近の海岸は段丘地形となっており、その段丘崖を上り下りする部分が階段になっている。
道幅は人二人分くらい。道路脇には、自転車用のスロープが設けられている。
中間地点に「踊り場」があり、休憩所が設けられている。
「踊り場」を過ぎると、地形が急となるため、道はつづら折りとなっていく。
ジグザグと階段を下りていくと、海とその沿岸に広がる漁村が見えてくる。
階段を最後まで降りると、建ち並ぶ民家の間に出る。誰かの家の敷地内のような感じで、階段が終わった先も、これまた国道とは思えない風情だ。
民家の合間を抜けていくと、海沿いの広い車道と合流。ここで自動車の通れない区間は終了する。
JR津軽線・三厩駅から外ヶ浜町営バスの龍飛崎灯台行きに乗車し、終点で下車。徒歩すぐ。