宍喰浦の化石漣痕

徳島県海部郡海陽町宍喰浦字古目
2012年03月訪問、2018年07月更新
宍喰浦の化石漣痕

野菜の「蓮根」ではなく、漣(さざなみ)の痕(あと)と書いてレンコンだ。

徳島県、高知県の県境付近にある変な模様の崖。これが大昔の波の痕だというのだ。

近づいて見る

この独特の模様ができた流れはこうだ。約4000万年前、このあたりは深い海の底であった。海底の砂は水流によって運ばれ、畝模様を形成していた。その後、地殻変動により海底が上昇して地上に露出し、固まって「岩石」となった。さらに、プレートの運動により地面が大きく傾き、崖となった――。

斜め横から

この漣痕は国の天然記念物に指定されており、日本有数の規模を誇っているそうだ。

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